クリード 炎の宿敵(ネタバレ)
原題 | Creed II |
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製作年 | 2018年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
あらすじ
『ロッキー4 炎の友情』で、アドニスの父であり、ロッキーの盟友だったアポロ・クリードを葬ったイワン・ドラコの息子ヴィクターが登場し、アドニスが因縁の対決に挑む姿を描く。
(映画.comより)
まず、シリーズファンかどうかで楽しめる度合いが変わってくるのは間違いないです。何故ならこれは『ロッキー4』であり、『ロッキー』であり、『クリード』だから。
『ロッキー4』要素に関してはもうホントそのままですよね。
ドラゴに負けて、敵地に赴いて特訓して倒すというプロット。
そして4では倒されるアポロ、敵討ちを果たすロッキーという二人の人物の話だったのがのが今作ではどちらもアドニス・クリードが一人で請け負っている。
ここが話の構造としてとても上手いなあと思います。
アポロの息子でありロッキーの息子でもあるから、という意味でもあるし、ドラゴとの闘いの最初の敗北(試合は勝利しているが)でロッキーシリーズの因縁を背負った者は死んだという意味でもありますから。
そして敵討ちではないアドニス・クリードとしての試合が二試合目で、ここから真の『クリード』が始まるワケです。うおおおお❗️
この作品でようやく主人公がアドニスになったなあと思います。
が、しかし!
ここでまた新たな主人公・ヴィクター・ドラゴが爆誕したのです。
まず待ちに待ちに待ちに待った今作でオープニングがロッキーでもアドニスでもないことにビックリしたんですよ。
まあアドニスのキャラや強さは知っているので、ヴィクターの強さを印象付けようとしているんだろうなあくらいに思ってましたよ。最初はね。
でもこれは『ロッキー』もとい
『ドラゴ』の始まりを告げるゴングなんです❗️
あの最初期のロッキーを彷彿とさせる肉体労働をするドラゴの姿。
自分に誇りを持てない姿。
形こそ違えど、ヴィクターも初戦は勝負に勝って試合に負けた辺りもロッキーを彷彿とさせる。
次回作では、アドニスとヴィクターがロッキーとアポロのような関係になってるといいなぁ。